ETFってどんな投資?不労所得で老後の暮らしを安定させる方法!

金融

ETFという言葉は投資関連のニュースやYouTubeなどでも耳にすることがあると思いますが、実際にどんなものかよくわからない方もいると思います。

これから投資を始める方、まだETFがよくわからない方に向けて、これってどういう意味なんだろう?ということを調べてみました。

ETFってどんな投資?

一言でいうと株式市場に上場している投資信託です。国内ETFと海外ETFがあります。

つみたてNISAなどで出来る一般の投資信託では、基本的に利益分を再投資してくれるので、複利の効果で長期運用をすると資産運用には効率的です。

しかし、投資の出口戦略はどうするか考えている方は少ないかもしれません。

いつまでにいくら何のために資産運用をするのか?

なんとなく銀行に預けているよりいいかもしれないし、何十年後にどうするかなんて決めていない!という感じでしょうか。

私も最初は銀行に預けているだけでは全然資産も増えないし、リスクもあるかもしれないけど、試しにつみたてNISAを始めたくらいです。

しかし、勉強していくうちにそんなにふわっとした考えでいては、きちんとした資産運用のゴールを迎えられないのではないか?と考えるようになりました。

従来のつみたてNISAを20年間運用して、75歳になった時にすべて売却して老後資金にでもしようかな?ぐらいの気持ちでした。

でも老後の物価がどのくらいなのか?夫は健在か?自分の年金だけで生活はできているか?そんな不安や疑問が浮かんできました。

貯金を取り崩すというのは、そんな不安と向き合いながら生活することになります。もっと毎月の収入が欲しい。できれば不労所得が欲しい。

そのためにはどうすればいいか?

そんな時にETFで資産運用しながら、分配金を受け取ることができれば安心なのではないかと思うようになりました。

つみたてNISAには分配金が支払われるものが少ないです。

これは金融庁が長期の資産運用のために、分配金が頻繁に支払われない商品を選定しているからです。

頻繁に分配金が支払われれば、資産の価格も下がり長期の資産運用にとってはデメリットになるからです。

そのため、資産を長期運用してそれまで分配金が必要ない方は、つみたてNISAで投資信託の運用をした方がよいでしょう。

もし、私のように年に何回か分配金が欲しい方は、ETFを検討してみてください。

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分配金と配当金の違いは?

よく株というと配当金がもらえるイメージですが、投資信託では分配金になります。その違いをまとめてみました。

配当  投資の種類             違い     配当内容
分配金    投資信託投資信託(非上場)分配金なしのものが多い。運用利益や元本から資産の一部を支払うために基準価格が下がる。
ETF(上場)基本的に分配金がある。
配当金株式基本的に配当金があるが、ない企業もあり、業績により支払われないこともある。企業の利益を株主に支払う。

出典 SBI証券 目論見書補完書面(投資信託)

運用はそのまま継続しながら、定期的に現金も欲しい。そんな希望をかなえられるものがETFです。個別株でも配当金が入りますが、初心者が日々の株の動きに目を光らせて株の管理ができるでしょうか?

私にはそんな自信がありません。

しかし、ETFなら1口購入すれば全世界株式や先進国株式など幅広く投資できますし、スポット買いもできたり、米国ETFの定期買い付けができる証券会社もあります。(楽天証券・SBI証券・マネックス証券など)

ただし毎月定額で買い付けしたくても、日によって変動するのでぴったりの金額で毎月買うことは難しいです。

金額指定株数指定を選択する必要があります。金額指定する場合、例えば3万円指定しても月によって何株買えるかは変動するのでわかりません。株数指定にすると自分の予定していた金額より多い金額になることもあります。

こういったことも理解したうえで始める必要があります。

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ETFのメリット

ETFのメリットは主に次の通りです。

・銘柄が多い

・信託報酬がやすい。

・分散投資できる。

・定期的に分配金が手に入り、生活費にあてられる。

※非上場の投資信託の信託報酬は受託会社・販売会社・運用会社で分け合う。ETFは市場で上場しているので、販売会社を通さないので、信託報酬が安くなります。

ETFを始める方は、デメリットも考えておかなくてはいけないので、以下のデメリットも含めて初心者の方は、検討して頂きたいと思います。

ETFのデメリット

ETFのデメリットは主に次の通りです。

・一般の投資信託のように利益を再投資せず、利益確定して分配金が支払われるので、価格は下がります。

・分配金を受けとる際に税金がかかります。しかも海外ETFは海外の税金10%と日本の税金20%がかかります(NISAで日本での非課税枠あり)。

・海外ETFは為替リスクがあり、両替時に為替手数料がかかります。

※売却時の税金は、源泉徴収ありの特定口座(源泉徴収選択口座)を選択している場合は、原則として確定申告は不要です。分配金はどの取引口座でも支払い時に源泉徴収されます外国税額控除の適用を希望する場合は確定申告が必要です。

以上のようにETFのメリットとデメリットを考慮して、自分にあった投資方法を決めてほしいと思います。

国内ETFと海外ETFの違い

国内ETFと海外ETFには税金や通貨・手数料などの違いがありますので、まとめてみました。

初心者の方には海外ETFは少し面倒な面もありますので、国内ETFを始めてみてから海外ETFを始めてみる方がいいかもしれません。

      企業純資産    自動積立サービス      税金取引通貨   為替手数料   
国内ETF   米国に比べて少ないなし20%(NISAで非課税枠あり)なし
海外ETF多いあり海外10%+国内20%(NISAで非課税枠あり)米ドルあり

銘柄にどんなものがあるかについてですが、次にあげたのはSBI証券・楽天証券で買い付け手数料が無料の米国ETFの銘柄です。国内ETFは、売買手数料が無料の銘柄が各証券会社で多数あります。

それぞれの価格など常に変動もしますので、各証券会社のHPなどで確認してみてください。

・VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)

・VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)

・VOO(バンガードS&P 500 ETF)

・EPI(ウィズダムツリーインド株収益ファンド)

・QQQ(インベスコ トラストシリーズ1 ETF)

・SPYD(SPDR S$P 500 高配当株式 ETF)

・VGT(バンガード 米国情報技術セクター ETF)

・AGG(i シェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF)

・IYR(iシェアーズ 米国不動産 ETF)

・GLDM(SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト)

いかがでしたでしょうか?ETFについて少しは参考になったでしょうか?

これからの資産運用にお役に立てて頂きたいと思います。自分一人の判断ではなかなか一歩が踏み出せない方は、ファイナンシャルプランナーにご相談するのも一つの手だと思います。

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