「AHA・BHA・LHAをどう使い分けたらいいの？」と迷っている方へ。実はそれぞれ得意な肌悩みが違うんです。
この記事では、毛穴・くすみ・ニキビ・乾燥など、肌トラブルごとに最適な成分の選び方や使い方を分かりやすく解説します。
あなたの肌に合う成分が見つかれば、スキンケアの効果もぐんとアップしますよ。
そもそもAHA・BHA・LHAってどんな成分？基本をおさらい
AHA・BHA・LHAは、いずれも角質ケアに使われる酸の一種で、ピーリング化粧品によく配合されています。
AHA（アルファヒドロキシ酸）は主にフルーツ酸とも呼ばれ、水溶性のため肌表面の古い角質をやさしく除去するのに適しています。
BHA（ベータヒドロキシ酸）は脂溶性で、毛穴の奥まで入り込み皮脂詰まりを解消する力があります。
LHA（リポヒドロキシ酸）はBHAの誘導体で、よりマイルドな作用で角質を取り除きながら、肌への刺激が少ないのが特徴。それぞれの特性を理解することで、自分の肌悩みにぴったりの成分を選ぶことができます。
AHAが得意な肌悩みとは？くすみ・ごわつき対策に◎
AHAは水溶性で肌表面の古い角質をやわらかくして除去してくれる成分です。肌のごわつきやくすみが気になるときに使うことで、明るくなめらかな肌へと導いてくれます。
主に乳酸やグリコール酸などがあり、シミ・小じわのケアとしても注目されています。また、肌のターンオーバーを促進する作用があるため、化粧水や美容液の浸透力がアップする効果も期待できます。
ただし刺激が強い場合もあるため、敏感肌の人は濃度が低めのものから試し、夜のスキンケアで使用するのが安心です。
BHAは毛穴トラブルに最適！角栓・黒ずみを撃退
BHAは脂溶性で皮脂に溶けやすいため、毛穴の奥に入り込んで詰まりや角栓を溶かし、黒ずみを防ぐのに効果的です。主成分としてはサリチル酸がよく使われており、特にオイリー肌やニキビ肌の方におすすめ。
皮脂分泌が活発なTゾーンのケアや、頑固な黒ずみ・角栓除去に活用されることが多いです。ただし、濃度が高いものは刺激が強く、乾燥や赤みを引き起こす場合もあるので、敏感肌の方は使用頻度や塗布量に注意しましょう。
BHA配合アイテムは、洗顔料やトナー、スポットケアなどさまざまな形で販売されています。
LHAの魅力とは？敏感肌でも使えるマイルドな角質ケア
LHAはBHAの派生成分で、角質ケアの効果を持ちつつ、非常にマイルドで低刺激なのが最大の魅力です。分子構造が大きいため、肌への浸透がゆるやかで、穏やかに作用します。
そのため、敏感肌や乾燥肌の人でも使いやすい角質ケア成分として注目されています。また、pH値が肌に近いため、バリア機能を損なうリスクも少ないとされています。
LHAは、毛穴の詰まりや肌のざらつきをやさしくケアしながら、ターンオーバーを整える効果も期待できるため、毎日のスキンケアに取り入れやすい成分です。
肌質別に選ぶ！あなたに合った成分の見つけ方
成分の効果を最大限に活かすには、自分の肌質に合ったものを選ぶことが大切です。乾燥肌や敏感肌の人には、低刺激で保湿力もあるLHAや低濃度のAHAがおすすめ。
脂性肌やニキビ肌の人は、毛穴の奥まで浸透するBHAが効果的です。混合肌の人は、部位ごとに使い分けるのもポイント。例えばTゾーンにはBHA、頬にはAHAというように、肌の状態に合わせて使い分けることで、より高いスキンケア効果を得られます。
肌質は季節や体調でも変化するため、状態を見ながら柔軟に選びましょう。
使いすぎ注意！AHA・BHA・LHAの副作用と注意点
角質ケア成分は、正しく使えば肌をなめらかに整えてくれますが、使いすぎや誤った使い方をすると、逆に肌荒れの原因になることもあります。
AHAやBHAは特に濃度や使用頻度に注意が必要で、過剰な使用は赤み・乾燥・ヒリつきなどの副作用を招くことがあります。
LHAは比較的刺激が少ないですが、それでも肌状態に合わせて使用するのがベストです。また、これらの成分を使用した後は肌が紫外線の影響を受けやすくなるため、日中は必ず日焼け止めを併用しましょう。
週に1回の使用からスタートし、肌の反応を見ながら調整することが大切です。
併用はOK？AHA・BHA・LHAを組み合わせるときのポイント
複数の角質ケア成分を一度に使うのは効果が高そうに思えますが、刺激が強くなりすぎるリスクもあるため注意が必要です。
たとえば、AHAとBHAを同時に使用するとピーリング効果が強く出すぎてしまうことも。もし併用する場合は、朝と夜で使い分けたり、週の前半にAHA、後半にBHAなど、時間や日数を分ける使い方がおすすめです。
また、LHAは他の成分よりも刺激が少ないため、比較的併用しやすいですが、それでも肌の状態を見ながら慎重に行いましょう。保湿をしっかり行うことで、角質ケアの効果もより高まります。
化粧品の選び方ガイド：成分表示のチェック方法とは
スキンケアアイテムを選ぶときは、成分表示を確認することが重要です。
AHAにはグリコール酸、乳酸、リンゴ酸などが含まれており、これらの名前を覚えておくと便利です。
BHAは「サリチル酸」や「サリチル酸メチル」と表記されていることが多く、LHAは「カプリロイルサリチル酸」などで表示されています。
成分の濃度はパッケージに明記されていないこともあるため、初めて使用する場合は口コミや公式サイトで確認するのもよいでしょう。また、肌に合わない成分が含まれていないかをチェックすることも、トラブル回避のカギとなります。
肌悩み別！おすすめのAHA・BHA・LHA配合アイテム紹介
肌の悩みに合った成分を選んだら、実際にどんな製品があるのか気になりますよね。くすみやごわつきには、AHA配合のトナーや美容液がおすすめです。
人気ブランドでは「グリコール酸5%配合トナー」などがあります。毛穴詰まりや黒ずみには、サリチル酸入りのBHA洗顔料や角質パッドが効果的です。敏感肌には、LHA配合のクリームや美容液が肌に優しくて◎。
 | 価格:2700円 |
The Ordinary AHA 30 % + BHA 2 % Peeling Solution
TikTokでも話題のピーリング液。高濃度AHA＋BHAで即効性のあるツルツル肌に。敏感肌には週1回から。
 | 価格:2090円 |
SOME BY MI AHA·BHA·PHA 30デイズミラクルセラム
韓国で大ヒット。その名の通り「30日で変わる」と話題の多酸＋Phaセラム。肌のざらつき・透明感対策に◎。
 | some by mi サムバイミー AHA BHA PHA 30デイズミラクルトナー 150ml 化粧水 スキンケア 基礎化粧品 単品 韓国コスメ 正規品 価格:2360円 |
SOME BY MI AHA·BHA·PHA 30デイズミラクルトナー
同シリーズのトナー。毎日の角質ケアに使いやすく、コスパも高評価。
Anua BHA 2 % Gentle Exfoliating Toner
優しい2％BHA配合で毛穴が気になるけど刺激を避けたい人にぴったり。韓国コスメの敏感肌向けロングセラー。
 | 価格:2991円 |
AXIS‑Y LHA Peel & Fill Pore Balancing Cream
日本でも人気のLHAクリーム。角質ケアしつつ保湿も叶えるバランス重視処方。
Medicube Zero Pore Pads
韓国発のパッド型トナー。AHA・BHA配合で拭き取りケアと鎮静が同時に。
今日から始める！効果的な角質ケアのステップと頻度
角質ケアは、ただ成分を塗るだけではなく、正しい順序と頻度を守ることが大切です。まずはクレンジングと洗顔で肌を清潔にした後、角質ケア成分配合の化粧水や美容液を使いましょう。
その後には必ず保湿ケアを行い、肌のバリア機能を守ることが重要です。使用頻度は週1回からスタートし、肌が慣れてきたら少し頻度を上げていきましょう。肌に異常などがあった場合は無理せず使用を中止しましょう。
朝使う場合は、必ず日焼け止めを併用し、紫外線対策を忘れずに。角質ケアはやりすぎると逆効果になるため、肌の調子を見ながら無理のないペースで続けていきましょう。
まとめ
AHA・BHA・LHAは、それぞれ異なる角質ケア効果を持ち、肌悩みに応じて使い分けることで美肌への近道になります。
AHAはくすみやごわつきに、BHAは毛穴や皮脂トラブルに、LHAは敏感肌の穏やかなケアにおすすめ。使い方を誤ると刺激になることもあるため、肌質に合った製品を正しく選ぶことが大切です。
最新のトレンド商品を取り入れながら、自分にぴったりのスキンケアを見つけましょう。
